近年では、クレーマーという言葉を耳にすることが多くなってきている。その分、比例してクレーム被害に悩みを持つ人も多くなっていることだろう。クレームには多種多様なものがあり、欠点を改善するヒントになるようなクレームもあれば、理不尽で突拍子もないクレームもある。その多種多様なクレームの1つ1つに適切に対応していかなくてはならないのだから、悩みを持つ人は増える一方である。
しかし、1つだけクレームを解決するポイントを知っておくと、クレーマへの対応がしやすくなる。そのポイントとは、一貫性を持つことだ。1つのクレームに対して人によって対応が変わると、ますます信用を失うだけでなく、一貫性がないというさらなるクレームに結び付いてしまう恐れがある。それを防ぐためにも、対応する人それぞれが同じ対応をできるようにしておくとよい。
同じ対応ができるようにしておくと、また同じクレームがきた時にも一貫した対応が取れるようになる。同じクレームには同じような対応をしていることを話せば、相手の理解も得やすくなるだろう。コロコロと対応を変えるのではなく、同じ対応を取り続けることでクレームの対応もしやすくなるのだ。
理不尽で突拍子もないクレームには毅然として応じない態度を取り、欠点を改善するヒントになるようなクレームにはこちら側に非があることを認め、指摘されたところを改善していくといいだろう。クレーム被害はいつ自分の身に降りかかるか分からないからこそ、一貫性をはじめとする仕事をする上でのクレーム対処方法を身につけておく必要がある。